2024年1月1日に能登半島で発生した地震を受け、被災した地域の支援を目的として、被災地及び避難所で回収したペットボトルを環境に優しいリサイクル方法でリサイクルし、バッグに転換するプロジェクトを展開しました。
このバッグは、義務感ではなく、日常使いに適したシンプルかつ無地のデザインで、チャリティやリサイクル製品の枠を超えたアプローチを採用しています。このサイクルを通じて、被災地への実質的な支援を行い、環境保全と消費者のニーズにも応えることを目指しています。
リサイクルとデザインの融合によって、日常生活に自然と溶け込む新しいバッグを提案します。
従来のチャリティー目的だけでなく、デザインの魅力を活かし、より広い層にリサイクル製品を届けることを目指します。
この取り組みにより、リサイクル製品は単なるエコ活動の一環から、ファッションと実用性を兼ね備えた生活
の一部として昇華されます。デザインの力で、リサイクルへの新たな視点を提供し、持続可能な消費行動を促進します。
このプロジェクトでは、GRNエコサイクル株式会社、K・アール、森田商店、
その他石川県の運搬業者により回収、運搬され、GRNエコサイクル、K・アールにより選別、フレーク化され、
アースグリーンマネジメントによりペレット化されます。
その後、山越株式会社でポリエステル糸に変えられ、モリリン株式会社でバッグの制作が行われました。
完成したバッグは販売され、その価格の一部が被災地に寄付されることで、
サイクルは完結します。
・ボトル回収運搬(K・アール、森田商店、そのほか運搬業者)
・キャップの除去
・異種ボトルや異物の除去
・汚れのひどいボトル、および中に異物の入ったボトル等の除去
・綺麗なボトルのみを粉砕機で細かく砕く
・砕いたものを水で洗浄し乾燥させる(これでフレークと呼ばれる原料になります)
・フレークから加工機械を通しペレットに加工
・ペレットをポリエステル仮撚糸に加工
・開発から制作まで圧倒的な歴史と実績を背景に
説得力ある商品化を実現
ペットボトル約10本から1つのバッグが出来上がります。
2024年8月23日から2週間、マルイ有楽町店6階にてポップアップイベントを実施いたしました。
この期間中、私たちのリサイクルポリエステル製バッグを直接手に取っていただき、
被災地から生まれ変わった製品の背景とその意義を共有させていただきました。
皆様にお越しいただいたことで、より一層の理解と関心を深めることができました。
ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。
11月11日に、私たちは寄付金の贈呈式を行いました。当日は、寄付金を直接お渡しすることができ、無事に式典を終えることができました。この寄付活動にご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。